釣りに行こうと思える日

地震、大津波。あれから4週間経ちました。
3/11以降、なかなか釣りに出かける気になりません。

地下鉄サリン事件
阪神大震災
9.11
大きな事件は過去にもありました。
時間はかかりましたが、
釣りに出かける日常、釣りがある日常に戻ることが出来ました。
しかし、今回はあまりにも起きた事の規模とインパクトが大きすぎました。
そして、まだ解決されていない原発の問題。
解決すべき問題は多く、この国の先行きも見えていません。

被災された方々の前では、釣りなんて口にも出せないでしょうが、
被災していない立場の人間にとっても、
ふらっと、釣りにでかけようと思い、行動に移せた日常が、
遠い過去のものになってしまったという事実。
大人の私でもこの閉塞感から逃れる術を知りません。

被災地に実際に向かわれて、
子供達とサッカー教室をされた方と話す機会がありました。
子供達の遊び場だった学校の校庭は避難所になり、
とてもとても遊べる場所では無かったそうです。
そんな中でも、ボランティアの方々が
遊べる場所を探し、
避難所や、辛うじて残った自宅で避難生活をおくっている子供達を、
バスでまわって集めてこられ、サッカーをしたそうです。
あの日以来、初めて笑った子達が多かったそうです。
その話を聞いて、本当によかったなと思った半面、
子供達の為に何かを出来る時間をつかって、
自分だけの為に釣りをして時間を使う事の是非を考えてしまいます。

今暫く、考える日々を続けたいと思います。
再び自分だけの為に、ロッドを振れる日が来ることを思いながら。